コルチャックの「子どもの権利の尊重」
国連「子どもの権利条約」の成立に及ぼしたコルチャックの理念

1959年の国連での「子どもの権利に関する宣言」、および1989年に国連で制定された「子どもの権利条約」(日本は1994年に批准)には、コルチャックが子どもの立場から主張してきた「子どもの権利の尊重」の理念が深く影響しているといわれております。以下は、コルチャックの考えを抜粋したものです。

  • 子どもは愛される権利をもっている。自分の子だけでなく、他人の子どもも愛しなさい。「愛」は 必ずや返ってくる。
  • 子どもを一人の人間として尊重しなさい。子どもは「所有物」ではない。
  • 子どもは未来ではなく、今現在を生きている人間である。十分に遊ばせなさい。
  • 子どもは宝くじではない。一人ひとりが彼自身であればよい。
  • 子どもも過ちを犯す。それは、子どもが大人より愚かだからではなく、人間だからだ。完全な子どもなどいない。
  • 子どもにも秘密を持つ権利がある。大切な、自分だけの世界を。
  • 子どもの持ち物や、お金を大切に。大人にとってつまらぬ物でも、持ち主にとっては大切な宝。
  • 子どもには、自分の教育を選ぶ権利がある。よく話を聞こう。
  • 子どもの悲しみを尊重しなさい。たとえそれが失ったオハジキ一つであっても、また死んだ小鳥のことであっても。
  • 子どもは不正に抗議する権利を持っている。圧制で苦しみ、戦争で苦しむのは子どもたちだから。
  • 子どもが自分たちの裁判所を持ち、お互いに裁き裁かれるべきである。大人もここで裁かれよう。
  • 子どもは幸福になる権利を持っている。子どもの幸福無しに、大人の幸福はあり得ない。